宿泊料1泊7000円、都内にあるリバーサイドホテル。何の変哲もないそのビジネスホテルには、使用禁止の部屋―廊下一番奥の「705号室」が存在していた。その部屋はなぜ使用禁止になっているのか?その部屋でいったい何があったのか?ホテルの従業員でも、知る者は誰もいない。新しく支配人に就任した本城はホテルの売り上げを上げるため、「705号室」を改装し十数年ぶりに予約を取ることを決めた。やがて、大きな代償を払うことになることを知らずに。「705号室」にかかわったがために、宿泊者、デリヘル嬢、支配人、客室係、フロント係たちの人生が、災いに蝕まれていく…。評価=★★★★(4.0/5.0)
都市伝説、都会の階段的な印象だったが、次第に土臭い感じがしてきて、なかなかに楽しめた。
序盤の文章が、どうにも冗長というか特徴的過ぎて読みにくい点、あまりにも因果を繋ぎすぎな点が気になったが、都市のホラーから土俗のホラーへの転換が個人的にヒットして、中盤以降はすらすらと読むことができたので、個人的には高評価。

